ロシアのヴィンペルコム、18歳以上指定なしの「LGBT映画」放送で罰金刑
[8月16日 ロイター] - ロシアの携帯電話・ストリーミングサービス運営会社ヴィンペルコムは水曜日、LGBT関係に言及した映画に18歳以上の年齢制限を設けなかったとして罰金を科されたとロシア通信社がモスクワの法廷から報じた。
ロシアは昨年、反LGBT法を強化し、公の場、オンライン、映画、書籍、広告などで同性愛を助長したことが判明した個人や組織に当局が罰金を科すことを認めた。
ビンペルコム社は、LGBTのシーンが含まれる映画「リトル・イタリー」を18歳以上向けのラベルを付けずに配給したとして、100万ルーブル(1万401ドル)の罰金を科されたとRIA通信が報じた。
ハイテク大手ヤンデックス(YNDX.O)傘下のキノポスクとストリーミングサイトアイヴィはここ数週間、同様の違反で罰金を科されている。
Beelineブランドでモバイルサービスを提供し、ロシアでストリーミングサイトBeeline TVを運営するVimpelcomは、ロイターのコメント要請に応じなかった。
RIAは法廷での代表者の話として、同社は罪を認めていないと報じた。 ビンペルコムの弁護士は、ビーラインTVは定期購読を通じて視聴できると述べた。
「各加入者は自分が何を選択し、視聴しているのかを知っている。広範囲にわたるアクセスはない」と弁護士は述べたという。
ロシアの議員らは、ロシアの法律は退廃的な「西側の価値観」とみなされるものから社会を守るために必要だと主張している。
権利団体らは、この法律は公の場でレズビアン、男性同性愛者、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)の表現を禁止することを目的としていると主張している。
(1ドル = 96.1450ルーブル)
グレブ・ストリャロフによるレポート。 編集:アレクサンダー・マロウとギャレス・ジョーンズ
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